ブルー・サンセット・ブルー
2025.5.2 released

ライトなものを1000本ノックみたいに書きたいな~と改めて思ってたところ、以前からふわっとあったネタが「書き時が来た~」って感じで出てきたものです。
■アイデアときっかけ
すばり、アイデアの原点は○’zのBlue Sunshineという歌です。
この歌では”最後まで片思いで諦める”んですが、この概念に好きな設定加えてハピエンを錬成しました。
4月中旬に海沿いドライブする機会があり、その時たまたまこれを聴いて「ああそうこれもあったな〜」って思い出し、今、形になるべくして出てきた作品になりました。
タイトルはふわっと適当。(気分が)ブルー・サンセット・(空と海と瞳の)ブルー、くらいの気持ちです。
■スケベがないぞ
長いこと基本的にスケベありきのハピエンを書いてきて、それが自分の得意テンプレという自覚も十分にありますが、もっと気楽に自由にいろんなことを書きたい気持ちが常々あり、このお話なんかは別になくてもいいやと思えたので書きませんでした。(一応ふわっとしたイメージは頭にありますが。)
なので、個人的に普段と感覚もモノもだいぶ違う感じがあり、Rもないし自己満極まってるし〜と特にお知らせしないでいたのですが、楽しんでいただけた方がいてとっても嬉しかったです。
改めまして、メッセージ本当にありがとうございます🙏
■設定とプロット
失恋した憧れの人をドライブに連れ出し、その後ちょっとしたことがあった末にハピエン、と決めたところで、大方の筋はジェイク君のキャラの性格・考え方に導かれてできました。
■ジェイク君
一途、純粋、硬派(カタブツ)と、これも好きなタイプの攻めさんです。(オリジナルにしてますが、リアムさん共に顔はいつものrpのイメージで…もちろん、好きに想像していただいて構いません。)
アイデア元の歌のBoyは結局諦めてるあまりにも消極的なキャラなので、これを大きく活かすことにしました。
このお話では、この純粋過ぎて真っすぐさを貫いてしまう不器用なジェイクくんを描くのがやっぱり一番楽しかったです。
「いい歳した大人なんで、流されることもできますけど」って、本来はそこまでカタくないことを匂わせてるところが好き。だけど、本命とは半端に付き合いたくない、っていうピュアなところがとっても愛しいです。
さっそくのネタバレになりますが、結局はそんな彼の誠実さがリアムさんの心を奪いました、がっちりホールド、リアムさんはメロメロに。
■リアムさん
シゴデキのキラキラ上司の蓋を開けたら、恋愛依存のきゅるきゅる甘えた乙女(ギャル)だった!(ギャルお兄さんも好みですいません。。)
それもジェイク君に会うために5回も思い出の場所に通う執念を見せる。ジェイク君も言ってますがコダワリ強めの厄介なヤツ。…と、執念を見せるのも、ジェイクくんこそ運命だって信じてるから、来るってわかってるから。夢見る一途な乙女はとびきりのロマンチストです。
ジェイク君がリアムさんを本気ゆえに拒絶した後、ハピエンにもってくためにはリアムさんからの強烈な反撃(リアクション)がほしいと思い、夢見るロマンチストの5回の執念が出てきました。
で、最後はいまいち現実を飲み込みきれてないジェイクくんを襲い受け。HAPPY!
強引なところもとってもかわいいです。
(一応。公私を徹底的に分ける、職場に色恋を持ち込まない人の設定にしたのは、そのほうが「高嶺の花」で手が届かない感が出せるかな?と考えてのことです。)
■ドライブ
前作のHILLOCKでもドライブしてますが、たまたまです。
元をたどると、昨年書いたXXXでドライブデートのアイデアが出ていて、いずれどっかで書きたいな〜と思っていたのをHILLOCKとこれで意識的に書いた部分がありました。
■ブライトン
作中に書いた通りの町で、Wikipediaを見ていただくともっと解像度が上がるかもです。
実際、「イギリスにおける同性愛者の首都」と言われてたり、ヌーディスト・ビーチがあったりする開放的?な土地柄の場所です。
また、ブライトン・パレス・ピアは本当にあります、これもよろしければリンク先を参照くださいませ。
「遊園地はファミリー向け?」とメッセージを頂きましたが、カップルも溢れてると思われます。というのも、ブライトンのビーチがゲイのメッカと呼ばれてたりするので…!
が、この作中のドライブ先にブライトンを選んだのは、作者としては本当にロンドンからのアクセスのしやすさ一択で、また、ジェイク君的にも色恋目的でブライトンを訪ねているわけではありません。(色気ない設定だな?)
ちなみに、BOYS IN TOWNのあとがきでちょっと書いた「警視グレイス」の舞台がブライトンなので、これを見ていただくと町の雰囲気がわかるかもしれません。(プライムのシネフィルWOWOWで見れます!S1は無料で観れるっぽいです、今!)
■ビーチ
舞台はブライトンにしましたが、ビーチの西のマリーナ〜崖の下の浜の地理は創作です。
実際、白亜の崖はあるような場所ですが。(白亜の崖ってこんな感じです → 有名どころはセブン・シスターズ。)
お話の崖と浜と丘はこのあたり周辺をイメージしてます。
■夕焼け/朝焼け
ベタですが、綺麗な風景を一緒に観るシチュエーションっていいですよね。。
HILLOCKでもそんなシーンがあるし、車でエッチするのも被ってるけど…まあええわ!
■ふたりのこの後
日曜日の昼くらいに起きた二人は、もぞもぞ行動を開始。ロンドンに戻り、甘えたなリアムさんは今度こそジェイク君ちに転がり込むことに成功☆ その後は、付き合いたてらしくベッドに直行します、あ゛〜HAPPYですね…。
それから2〜3ヶ月、それぞれの家で半同棲を始めたふたりは互いのことを知っていきながら、ズブズブにはまっていきます。結局お互いに一途なんで…あ〜もう目も当てられないほどラブラブ(死語)、羨ましい。
リアムさん「ジェイクってほんと世界一優しくて超ラブリーっていうか顔もいいし…僕のこと全部好きみたい、趣味が僕みたいな?幸せすぎてどうしよう、ほんと無理」
ジェイク君「あの人、なんか王様っていうかむしろ姫?ほとんどなんもしないんで俺が世話してます…あ、旅行とか遊びの手配とかはやってくれるか…とにかく、ちょっとびっくりするくらい甘ったれなんですよ…夜も注文多いし、あぁそれは努力してます、ほんとしがいがある………今じゃあのシゴデキ上司の姿が信じられないくらいですけど…彼が幸せなら俺も幸せです」
って言ってました。
そして、新たに愛の巣に引っ越した後、リアムさんはのんびり職探しを始めます。
でその頃、ホリデイ休暇中にジェイク君はリアムさんに結婚を申し込みます。まじめなジェイク君は、心をこめてお給料の3ヶ月分くらいはたいて婚約指輪を買います。
「ジェイクくんには是非上がった給料でダイヤ付き指輪を贈って頂きたい」とメッセージを頂きましたが、それですね!
普段用の結婚指輪は、高すぎないカルティエとかブルガリあたりので、ベタ!
リアムさん、今度は右手の小指じゃなくてちゃんと左の薬指につけます。
そしてふたりは、新年を迎えると同時に入籍、スピード婚!HAPPY!
それから、2月には新しい仕事に就いたリアムさんは、また、職場で幸せオーラ満開の高嶺の花になります。そして今度は、大好きな年下の夫ちゃんの惚気を以前よりもするようになったとか…。
全〜部、ベタ、ベタベタでいい。ふたりの末永い幸せを祈っております。
■書きたかったとことと振り返り
・リアムさんを拒絶するジェイク君
・事後の朝、朝焼け見れませんでした →「またくればいいじゃん」
が書けて満足した作品です。
個人的には、ライトだけど読んだ後の満足感が高いものができたかなと嬉しい一作になりました。
また、20年以上聴いてる歌からこういうものを錬成できたことがじわじわ嬉しく、機会があれば聴いていただけましたら幸いです。サブスクあります!ちなみに、意外と明るい歌です。
またこういうのも書いてけるといいなと思いつつ、今思いついてるのはある程度?ボリュームがありそうで…同時にたまにはエッッッッッッッチなやつ書きてぇなという気持ちも湧いており…やっぱり気まぐれになりそうですが、これまで通り?、また出てきたものをお楽しみいただけたらそんなに嬉しいことはありません。
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